第31回ワークショップが開催されました

令和6年4月7日、第31回ワークショップが大森のダンスジャルダン大森山王ステューディオで開催されました。今日の講師は中井信一先生と玉置きよ子先生。まず、中井先生はスタンダードのポジション(位置、姿勢)について。

「ポジションとは、男性と女性がどの位置にあるかを示します。ブロムナードポジション、カウンタープロムナードポジション、ウイングポジション、・・・etc。スタンダードは相手とどこかが必ずくっついています。インラインでは、男性、女性どちらも右側が接しています。最近では、ズボンの折れ目と折れ目くらいが接しているくらいになりました。上半身は離れています。ポジションから別のポジションに移っていくとき、変化しながら、男性の体(腰の当たり)を右から左側へ滑らせて移動することがあります。テレスピンでは、女性をヒールターンさせながらどこで滑らせていくか、それは女性がヒールターンをして前に進む時に前を空けるような時です。ですから、ヒールターンしている間にはずれないように見せながらスムーズにずらしているのです。練習してみましょう・・・・」中略

次は玉置きよ子先生。今日はラテンダンスにおける呼吸のしかたについて。まず、手を上にあげて。あばら骨のところは力を入れることなく、しっかり開いて張っていますね。お腹は無理に力を入れない。張りはある状態で手を下げます。胸を張って肩甲骨は寄った状態で中心は動かず閉まっていますか。この姿勢を保ったままどう動いてもセンターを崩さ


ないように。外に動いたら戻すときは中心から戻します。力を入れているポーズから次のポーズに移る時、一緒に息を吐くと自然な呼吸とともに動きも美しく自然に見えます。次のアクションで背中に力を入れてから、その次の姿になる時ふっと力を抜くとそこにしっかり立っていることが分かります。へんな力を入れず背骨はまっすぐでいいので、肩の力を抜いて肩甲骨がしまった状態で。

手を上と前に出した場合は、正面に向きがちですが、背を少し引いて次にこちらへ行くよという風にひねって息を抜いて動くと流れていくのが見えます。跳ねる時も全身で跳ねるのではなく、中心は絞めて足が軽やかに飛ぶと呼吸もスムーズにできます。呼吸のタイミングを大事に自然にしてみてくださいね。・・・

一時間はあっという間。ちょっと休憩して、個別レッスンに入りました。皆さん、ラテンやスタンダードの課題に向き合って頑張っていらっしゃいました。

次回は5月26日(日)14時半から 時間がちょっと遅くなります。場所は国立のファミリアダンススポーツクラブです。よろしくお願いいたします。

第30回ワークショップが開催されました

令和6年2月4日聖蹟桜ヶ丘のマイダンススクールで開催されました。

今日の講師は杉崎雅彦先生と玉置きよ子先生。まず、杉崎先生はタンゴについて。

「スタンダードの他の4つと違うところはなんですか。まず、ハギレがいいですね。スタッカートでテンポがいい。一歩で前足に乗ってしまうと、動きがぎこちなく前のめりになって止まってしまいます。そして、タンゴはアウトタクト、音同士が繋がって次の音へ流れていきます。♪‿ ♪タラ~ン。動き出す前の姿勢が大事。タメを作って。スロースロークイック・・・クロスプロムナード・・やって見ましょう。

次の点は、気持ちをタンゴに乗せられるか。ハバネラのリズムがありますね。タン、タタ、タン、タン、このリズムを頭に入れて。センターバランスポジションを崩さない。つい前のめりになったり、足だけ前にあって体重は後ろ足のままでは、動きはスムーズではありませんね。」

次は玉置きよ子先生。「まず手を上にあげてみましよう。まっすぐに上にあげて、手だけじゃなく肩もあばら骨もひっぱりあげる感覚。お腹の中まで引っ張りあげます。次に横に手を広げましょう。開いて伸ばしてあばらの中もひっぱりあげて、そのまま手だけ下げておへその上のあたりに置く。ここが手のしまい場所。

まっすぐ立つとは、お腹の中を中心に置くことを意識して、あばら骨をはって立つこと。すると、おへそは中にはいります。全体をまとめているので手も足もまとまります。前進するときは、足を一歩前に出すことよりも、中心ごと前に出す、お腹を運ぶと自然に足が出ます。後退も同じです。中心をしっかり後ろへグンと持って移動する。その時の感覚の持ち方を意識してください。リーダーも前に押す、引くとき、中心から動くとパートナーも中心で受けられ、意図が伝わります。手だけで押す引くはダメです。

パートナーが戸惑ってしまいますね。

質問:前足に乗っているときは?  流れの途中ですが、センター位置は変わりません。いつも中心を考えてスムーズに移動しています。重心が前足を通過中というわけです。」

 30分はあっという間。ちょっと休憩して、個別レッスンに入りました。個別にいろいろ課題を見つけてくださって実践指導をうけられました。


令和6年1月14日 第9回 指定講習会

令和6年1月14日浜松町の東京都立産業貿易センター浜松町館にて13時20分から、元スタンダードチャンピオン山本千恵子先生にご指導をいただきました。

今回はフロアからのご質問にお応えするということで、プロアマ問わず日頃の練習で疑問に思うこと、うまくいかずに悩んでいることなどなんでも結構!! と。

質問1 パートナーです。ラテンとスタンダード、上に向けて反る時、視線をどこにおいたらいいか?

先生 姿勢ですね。背中の筋肉を使います。後ろに足を引いて背中を引き上げて胸を上に向けます。(先生方と実技)

質問2 ネックをまわすとき、どうしたら美しく見えますか。

先生 一度天井を見てからね。スムーズに見えるでしょ。

質問3 リーダーが自分の左に入ってきてしまうので、動きにくいんですが。

先生 パートナーが左にきちっと乗ってから、右に行くとリーダーは入って来られない。リーダーはまず手を左で握るから、パートナーが右に乗っていると安定する。

質問4 リーダーの肩が上がりっぱなしの癖があって・・・。 

 先生 ここにいないのね。まず組む時、手首を上に向けずに下にすると、肩を上げられなくなります。自然に肩がさがりその位置をキープしながら、肘をあげて手のひらを上にむけるといいです。そう教えてあげてね。・・

質問は続き1時間はあっという間に終了です。山本先生、どうもありがとうございました。